· 

メンタライジング

人間関係等が拗れた時、

人はどうしても感情優位となり、

腹立ちや、憎しみや、

辛いや、悲しい等の

感情が渦巻き

とても生き辛くなる。

言わば、それは

感情に支配されている状態と言え、

その感情の支配下に沿うような

行動を取りがちとなる。

(感情に最も沿う形の行動)

それは、

私たちの常の状態ではなく、

極めてストレスフルな状態であり、

そのストレスから何とか逃れる為に

あれやこれやと抗うも、

なかなかそこから逃れられず、

ついには

心身のバランスを極度に

崩す状態になったりもする。

 

感情は、

思考から生じるものであり、

(その感情が行動を促進する。)

それを大きく

 

精神状態

 

と括って考えてみる。

 

そして、

 

その、

自身及び、

他者の精神状態

(思考・感情・願望・欲 求・信念等)を

その行動と関連させて理解することに

集中していく。

 

そうすると、

その(悪しき、忌まわしき)行動を

取らざるを得ない自分自身に

そのメリット、デメリットを問うたり、

そのような精神状態下の

感情や思考の源にある

 

根源的な欲求

 

愛されたい

大切にされたい

自身の存在を感じたい

(認められたい)

 

等に行きつき、

 

自己理解が深く進んでいく

こととなろう。

 

さすれば、

その後の

 

方法は自ずと見えてくる。

 

 

「自分自身を

愛しなはれ!!

大切にしなはれ!!」

 

ってこと。

 

又、

前述のような

困難で険しいプロセスを

(懸命にしようとしている)

経ることこそが、

 

自身を愛している

自身を大切にしている

 

証左であるってことを

知ること。

 

※人の能力は、

努力によって磨かれる。

 

 

イエス・キリストの言う

 

「汝の敵を愛せよ」

 

という言葉は、

 

決して、

自分自身を敵にまわすなよ

 

という意味に私は捉えています。

 

ご参考まで。

 

津村健司