人なんてものは、
誰でも彼でも
表裏
がある。
人なんて、そんなもんさ、
表裏があるもんさ
と真に理解したならば、
人(他者や自分)から悪影響を及ぼされたり、
その人と衝突をしたり、
深く傷ついてみたり、憤ってみたり、
ってのが大きく軽減されます。
大概は人って、表面で生活をしていて、
人間関係も表面で構成されています。
そして、私たちはその表面を見て、
その人を判断します。
その取捨選択は
私たちの比較的いい加減な
バイアスに基づくものなので、
かなり不確かであり、
そこに感情などが紐付き、
好き、嫌い、信頼できる、信頼できない
などと、
(その時の)自分に沿った選択をし、
判断や評価を下します。
だから、
誰しもの
自身のいい加減なバイアスに
自信がなかなか持てないが故に、
(いい加減だと無意識にせよ
感じているが為に)
周りの評価や評判に従い
それは同調行動ともなり、
集団の中に存在しているという
自身の安全基地を構築し、
自身のバイアスの正しさを証明し、
強化していきます。
※最近、
ある政党が、Webのコンサル会社を使い
世論誘導していることが話題になりましたが、
現代では、コストさえかければ誘導なんて簡単です。
(まあ、昔からですが。新聞とかね^^)
バイアスなんてあって当たり前。
だって、人なんだから^^
そして、
そのバイアスに基づく自身の見方が
人の表面(おもてめん)を見ることにより全うされ、
そのある種安易に全うされたバイアスが人を判断し、
特に、自身のバイアスに沿ったものの
対象者が出現した際などは、
その裏面を見えなくさせ、
無条件に心服させたりをする。
それが、創られたものだとしても。
※多数の評判、評価は必ず正しいという
バイアスも含みます。
(ECサイトのレビューや
SNSのフォロワー数などもそれが顕著)
でも、
その呪縛からなかなかに
抜け出すことは難しい。
何故なら、
選択をした自分自身を否定しちゃうという
恐怖があるから。
だから、
タイトル 表裏
に繋がります。
自分自身にあるバイアスに気づくのは、
実に至難の業であり、
そのバイアスは、
本当に自分自身のものなのか、
そのバイアスは、
本当に自分自身に
メリットをもたらすものなのか、
そして、
そのバイアスは、
いとも簡単に変わることもあり、
極めていい加減なものの可能性もあり、
そして、
極めて不確かなものであるからこそ、
少しでも、
フラットな環境を整備せざるを得ない。
だから、
前提として、表と裏が人にはあり、
裏を見るのには時間(とコスト)が
かかるものでもあるし、
裏というのは、ネガティブな意味合いではなく、
自分のバイアスの表面からこぼれたものを
全て裏面とし、
その裏面を許容できるかどうかで
その関係性を決めていく。
つまりは、
表裏という意識ではあるが、
裏面とは、
一般的な粗探し的な発想ではなく、
自分の見えている表面を拡げる意識。
それは丁度、
その広がった部分が裏面ということになる
ってことで、更に言えば、
認知した瞬間にそれが表面(おもてめん)
となるということ。
(量子力学みたいですね^^)
まあ、目茶目茶簡単に言えば、
視野を拡げる
ってことなんだけど、
視野を拡げなはれ!!^^
ってのは、
そんなことでイチイチ悩みなはんな!!
ってのと同じくらい難しいことなので、
このように分解していく必要があるのです。
意思決定のスピードが尊ばれる世の中です。
エビデンスベースといくら言ったとしても、
そこには恣意的な要素も複数介在し、
多分にバイアスが絡みます。
そして、
バイアスには感情が絡みますので、
感情の如何によって、
私たちはスピーディーに意思決定や判断をしがち。
でも、
感情はバイアスと同じく、
極めていい加減なものなので、
その刹那の感情によって
(感覚に近いものかもしれません)
多大な利益やメリットを逸することが
多くなる。
だから、
人の表裏を
時間(とコスト)をかけて
よく見ること。
そう、
それは、人間関係においてね。
是非、意識してみてくださいね。
呪縛から抜け出す為に。
ココロテラス
津村健司