ココロテラス:心理カウンセリング・キャリアコンサルティング大阪梅田[感情の顕在化]

生き方


何年も何十年もの間、

私は感情の顕在化が下手でした。

素直に感情が表現出来ない。


喜ぶのも下手

楽しむのも下手

怒るのも下手


唯一、

哀しむのは上手に表現していたように

思います^_^

何故なら、

哀しむは人間の根源だから。
(そこだけは素直だった^ ^)

又、

感情を上手に表せないが為の哀しさを

上手く活用し、

異性へのアピールポイントにしていたような

実にいや〜な奴です。
(あっ!でした!ね。でした!^ ^
かまってちゃんの典型でした^ ^)


多分、

ジェンダーなんでしょうね。

「男らしさ」

「男とは」

ってやつ。


男とは こうあるべきだ!!

なんてね。


実にしんどかったし苦しかった。


でも、

ある時フト感じたことがある。


一体全体、

自分は誰の為に生きてるの?

振舞って生きるのは何の為?

弱さを認めないことが
本当の弱さなんじゃない?

弱いを
こっそり特定の異性に
唯一のアピール材料とするのは
とてもズルくとてもカッコ悪いんじゃない?
(昔ね昔^_^繰り返しときます^_^)


そして、

一番思ったのは、


俺なんてくだらん奴

って思えなかったこと。


全ては、

俺はくだらなくない

って前提で生きていた。


確かに、

他者の中には、

くだらなくないという態で接してくれるし、

俺はくだらないよってすれば、

折角、くだらなくないって慕ってくれたり、

尊敬してくれたりする人に悪い気がする。

だから、

振舞っていた。


でもそれも、


全ては、


劣等感コンプレックスの裏返し。


他者からの評価によって

自分の価値を決定づけていた。


だから、

周りの目を気にして振る舞い続けた。

だから、

感情を露わにすることが出来なかった。

だから、

自分の感情に気づく能力が鈍麻し、

いつしか、

本当の自分じゃない自分で生きていた。


そう。

感情は感じないと感じれなくなります。


[自分の本質は本当に実にくだらない。
だから、
くだらないからこそ学びたい。
学んでいるからこそ、
その学びの姿勢だけは
自分は決してくだらなくはない。
これが今の結論です。]


ポーカーフェイス、能面、ロボット、

何考えてるか分からない

何考えてるか分からないから怖い

と見られたりもする。


いつしかそうなっていくものです。


でも、

感情は鈍麻しても必ずどこかにいます。


そのどこかにいる感情が

人間の本質である 哀しみ に絡んでいき、

塊(コンプレックス)となって

思考に影響を与えていく。


人は誰もが自己実現を目指します。

その自己実現の最たるものは


自分をありのままに表現すること。


その現れが現在のSNSの全盛^_^

で、

勘違いしがちなのが、

自分をありのままに表現し、

他者承認を得られると幸せや

存在価値を感じること。

でもそれは、

脳の報酬系のドーパミンの為せるもので、

間欠的強化は依存傾向を増していく。

即ち、

いいね や フォロー者数 や コメントの多さ

など。


つまりは、

それらに一喜一憂し、

それらを得られる為に

他者に沿った自分で生きるってことが

知らず知らずに強化される。


つまりは、

感情が上手く出せなかった頃の私のように。


自己実現は、

ありのままの自分を表現すること。

だから、

私は感情を今も敏感に感じる努力もし、

極力出すように努めている。
(努めないとなかなか出せないものです。
逆に言えば、べんちゃらや追従の笑顔や
愛想笑いなんてしないってこと)
 

だから、楽^ ^


何故なら、

それが自己実現でもあるから。


で、

分離するのはそれ、

そう、

他者承認。


何の為に自己表現するの?
 

そう。


自己実現の為。


で、


その自己表現した自己実現の評価は


誰がするの?



はい。主に自分。



つまり、


自己承認。



じゃあ

他者承認は必要ないの?



昔ほど、多くはいらないし

それが全てではない。



人間は、

完全自己承認はまず不可能です。

かと言って、

他者承認で生きるからこそ

生きづらくなる。


つまり、

バランスと、

それらの仕組みを知っていて、

日々、

自分で上手にコントロール出来るかどうか。


で、


その第一歩が、

私の場合は、

自分の微細な感情に気づく力の養成と、

その感情たちを出していく


根気と勇気。


そして、

忘れちゃならないのは、


感情の表出には責任が伴う。


つまり、

感情は凶器にもなるってこと。
(これらは又の機会に)


なかなかね。

自分の感情が分からない。

なかなかね。

自分の感情を上手に出せない。

って方、


ご参考になれば嬉しいです。


大切な自らの感情ね。

大切な僕たちの一部です。

どうか大切に尊重してあげてください。