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ココロテラス:心理カウンセリング・キャリアコンサルティング大阪梅田[レジリエンス]

生き方


最近、

ビジネス誌や一般誌においても


レジリエンス


って言葉が目立ちます。


元々は、

物理学の用語かな?


要は

回復力や、復元力

って意味合いを指し、


心の在り方、在り様に置き換えて

使われています。



心が回復する力

心が復元する力



そういった意味合いとなります。

 



人は、

ストレスを悪いものとし、

ストレス回避を先行する。


で、

ストレスの元であるストレッサーを

避けることや、

避けれない時は

受け入れる為に合理化しようとする。


嫌な気分にしてみたり、

悲しい想いになってみたり、

悔しい感情が想起したり、

ストレスを受け入れがたいから

そのような形で

ストレスを受けた自分を

順応させようとする。


これも、

私は立派なレジリエンスだと思います。

ただ、

このレジリエンス。


ネガティブなのよねー^_^


だから、

益々、ストレスを嫌なものとし、

嫌なものだから、

ネガティブな特性となった

レジリエンスを強化してしまう。


そして、

強化し過ぎると、

心の負荷に心が悲鳴を上げ、

いつも偏った心の働きとなり、

メンタル不調となっていく。


では、

どうすれば良いか?


最も簡単なのは

ストレスを悪者にしない。

避けようとしない。

ってこと。



順応しているネガティブな反応が

嫌だとしたら、

敢えてストレッサーを分析、探求してみて

例外の反応

つまり、

大丈夫って感覚をシュミレーションしていく。

 

ひと昔前は、

暴露法ってのが全盛って時期があったらしく、

PTSD等の治療と称し、

忌まわしい出来事を追体験、再体験させながら

慣らしていくなんて、

誠にもってとても残酷な話ではありますが、

そんなものはあまり効果がないどころか

余計に悪化する可能性が高いっていう

エビデンスもあり

今となっては時代錯誤な

 

極端な療法となっているようです。

 


で、

前述の

大丈夫な感覚を増やしいくってことは、

一見その暴露法みたいな感じに思えるけど、

そういった意味合いではなく、


悲しい気分や

辛い気持ちや

悔しい想いやらが、


あっていい


ってことを抗わず

受け入れて大丈夫を体感していくってこと。


それ、

強化やん?


って突っ込みが来そうですが、


強化とは、

嫌な感情や不快な感情を認めないからこそ

強化となり、価値観や信念となってしまい

認知と言われる枠組みとなるのであって、


嫌なもの

即ち

抗わないものとして受け入れた時、

人は初めて

自然な受容となる。

 


自然な順応性って言ってもいいのかな。


つまり、


当たり前


ってやつ。

 

で、


当たり前ってやつは、

そもそもネガティブとかポジティブとかの

差異や厳密な端境を持たないものだから、

ストレッサー自体を、


あー、そんなものね^_^

いつものあれね^_^


で捉えることが出来得るってこと。

 

そして、

 

それは


意味づけや文脈が変わり

前提が変わるってことを指し、

前提が変わるのだから

嫌なものだとしないってことから

 

スタートすることに繋がり、

 

 

例えば、

 

同じ出来事であっても

 

受ける人によってストレスになったり

 

ならなかったりするように、

 

レジリエンスの形が変わる可能性が生まれる

 

ということ。

 

 

例外があり、

 

自分の反応が全てではないってことに

 

多少の気づきが生まれた時、

 

人は、

 

ストレッサーだと思っていたことが、

 

仮に又同じような状況や出来事に遭遇した際、

 

ああ、意外と大丈夫であるとか、

 

ああ、違う感覚を感じるだとかを体感する。

 

 

そして、

 

体感することを強化していきながら

 

馴化していくことが

 

新たなレジリエンスの獲得となる。

 

 

例)

 

どうも年上の男性が苦手だ。

 

 

言葉を選んでしまうし緊張して

 

言いたいことが言えない。

 

そんな自分が歯痒いし、嫌だ、ダメだ。

 

何とかしなければ!!

 

 

分析、探求

 

過程)

 

小学校の3年生の時の担任の初老の先生

 

いつも頭ごなしに叱られていた。

 

叱られる子ばかりだったのだろうか?

 

いや違う。

 

自分は特別だった。

 

違いは何?

 

 

あー、

 

私はハキハキしていたわ。

 

ハキハキしていることをあの担任は

 

反抗的?みたいに捉えてたのかな?

 

 

それ以来、

 

年配の男性におどおどしてしまうけど

 

例外はいなかったのかな?

 

 

あっ!!いた。

 

 

バイト先のご主人にはものおじしなかったわ!!

 

何故?

 

 

あー。

 

奥さんが良い人だったから奥さんを味方に

 

つけていたからかー。

 

奥さん随分可愛がったくれたもんなー。

 

いや違う。

 

 

奥さんがいたからだ。

 

 

えっ??

 

奥さんがいたってことは、・・・

 

 

ひょっとして、

 

 

そう言えば、

 

 

女性として私を見る男性に嫌悪感を抱くんだわ。

 

 

同年輩の人にもそうかな。

 

 

うん。

 

そんなところもある。

 

確かにある。

 

 

ってことは、

 

年配の男性が怖いとか、

 

委縮するとかではなく、

 

 

私の女性性に触れようとする人が

 

苦手なんだ。

 

 

それは何故?

 

 

(分析・探求の繰り返し)

 

 

などなどなどなどを

 

 

明らかにしていくことにより、

 

 

 

自身のレジリエンスの糧の要素が

 

増えていきます。

 

 

レジリエンスコンピテンス

 

 

つまり、

 

レジリエンスを上げる方法の一つとして、

 

自己の思考、感情、行動、反応に注意を払う

 

能力が一つの要件とされています。

 

いわゆる

 

 

自己理解

 

 

ってやつね。

 

 

そのサポートの一端が

 

カウンセリングでありセラピーでも

 

ありますが、

 

無理のない範囲で自分自身が

 

分析、探求をロジカルに行う日々のトレーニングを

 

適応したレジリエンスをもらたすという目的の為に

 

必要なのかもしれませんね。

 

 

ご参考まで。

 

 

レジリエンスに関しては、

 

スタンフォードの心理学者

 

ケリーマクゴニカル氏の著書

 

「スタンフォードのストレスを

 

力に変える教科書」

 

というのが、

 

読みやすくお勧めです。

 

 

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