· 

程良い人

良い人になるのではなく、

 

程良い人になろう。

 

 

良い人は見られ方を

 

気にすることが多く、

 

見られ方を

 

気にするあまり、

 

ついつい

 

振る舞いがちとなり、

 

その振る舞いの対価を

 

寄こせとばかり、

 

支配が顔を

 

覗かせることとなる。

 

 

一方、

 

 

程良い人は、

 

程良さ

 

つまりは、

 

その場その場で

 

相手に対する応対を

 

心得ていて、

 

応対を心得るということは、

 

そこに意識が宿り、

 

適切な距離感と、

 

適度な利他牲とが相まって、

 

自身の範疇を客観視した

 

程良さがあるので

 

自身を消費することが

 

ないが故に、

 

相手を支配しようという

 

思い上がりもなくなる。

 

つまりは、

 

相手と対等の立場でいられ、

 

利己的にならないということ。

 

だから、

 

何らかの役に立つことが出来る。

 

 

世間でいう

 

良い人とは、

 

良い人、好い人であり、

 

本当は

 

 

善い人

 

 

だと私は思う。

 

善いは、道徳性を指し、

 

その道徳性は、

 

程良さから

 

培われるものだから。

 

 

良い(好い)人として

 

認識されて苦しい方は、

 

善き人になってください。

 

 

ご参考まで

 

津村健司