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重要な人生の季節(自由ってのは不自由)

予期したことが起こる。

予期しなかったことが起こる。

 

予期したことが起こらない。

 

キャリア心理学ではこれを、

イベント、ノンイベントと言い、

その人の

 

転機

 

のタイプとしています。

 

就職した。転職した。

結婚した。出産した。

などは、

予期したことが起こる。

 

死に別れた。失業した。

病気をした。

などは、

予期しなかったことが起こる。

 

結婚できない。

昇格や昇進をしない。

などは、

予期したことが起こらない。

※捉え方は人それぞれです。

 

まあ、僕たちの人生において

誰もがこのようないくつかの

 

転機 

 

を必ず向かえます。

 

予期したことが起こるとは、

まあ、想定内だし、

自身が望んだことだから

納得もいくし、腑にも落ちる。

 

でも、

 

予期しなかったことが起こったり、

予期していたことが起きなかったりすると、

 

たちまち僕らは不安になり、

心のバランスが崩れます。

 

順風満帆とは言わないが、

これまで何事もなく暮らしてきたのに、

突然予期しない事態に襲われたり、

きっとこうなるだろうなって思っていたのに

全く真逆の結果や結末を向かえたり、

そんな時は、ホントきついですよね。

 

大概は、自信を失くし、

不安が頭をもたげ、

焦りが心を焦がし、

怒りが周囲にまき散らされたりもする。

 

対処の仕方は千差万別です。

画一的な対処法は存在しません。

 

ただ、

 

このような状況に陥った時、

何が我が身を救うのか?

ってことを、

今夜はお伝えしたいと思います。

 

それは、

 

そんな自分の状況を

 

転機

 

として、明確に捉えること。

 

今までと同じ日常の流れでいるから

苦しいってことを身をもって知ること。

 

転機は変化を伴います。

変化は負荷を伴います。

負荷が伴うということは

そこに臨んでいく力が

要求されます。

 

その力とは、

 

知識であったり、

技術であったり、

行動力であったり、

志向性であったり、

価値観であったり、

分析力であったり、

客観性であったり、

胆力であったり、

時間をかけるであったり、

様々に、

その変化に適した要素が

必要となり、

 

常に、

 

努力を要求されるもの。

 

で、

 

その努力に向かえるかどうかは、

その人の動機の強弱

にかかわります。

 

つまり、

 

動機が弱ければ、変化は難しい。

動機が強ければ、変化を全う

出来るかもしれない。

 

ってこと。

 

変わりたいのに変われない。

 

私たちの常です。

 

変われないが変わりたいに

勝るのは、

変われない方が楽だから

ってことと、

変わりたいという

 

動機が弱いってことであり、

 

自分が今、

 

転機の状態

(ある意味では

人生において、

今まさに、変化を

要求されている状態)

 

という認識や前提がないってこと。

 

よく、

失恋や離婚や死別などの

失意や深い悲しみの後、

怖さを抱えながらも

単身海外に渡り、

誰も知る人がいない世界の中で、

四苦八苦しながら

自身の人生を再構築されて

らっしゃる方々が多数います。

環境を無理やり変えて、

新たな自分創りに挑んでいく。

 

転機だ

 

って認識の強さを

自覚してらっしゃるんだな

って、いつも私は感じます。

 

私はそんなに強くない

って、

変化出来ない方々は、

口々にそう言います。

 

それは、

誤りです。

それは、

強さなんてものではなく、

 

弱いからこそのもの。

 

弱いから、

 

 

高負荷をかけざるを得ないわけですね。

 

 

誰もが単身海外に行ったら良い

なんてことではありません。

 

でも、

何らかの自分自身にとっての

高負荷がなければ、

人なんか、

到底変わることなんて出来ません。

厳しいようですが、事実です。

 

そして、それは、

再構築って言葉を使いましたが、

今までの自分を全く全て捨て去るって

ことではなく、

 

 

多面的な自分を創造するってことであり、

 

 

転機ってのは、

 

多面的な自分の創造

 

つまりは、

 

 

成長

 

 

を示唆する

 

 

『重要な人生の季節』

 

 

って捉えると、

 

不思議と、

 

苦しいながらも

よし!!

挑んでやろうじゃないかいさ

って思えるかと感じます。

 

だって、

 

自分の人生は自分だけのものだし、

自分だけのものなんだからこそ、

 

 

選択肢は自由なんだから。

 

 

変わるも良し、

変わらないも良し。

 

 

自由ってのは、

不自由ですね。

 

 

その真の意味が分かれば、

 

変化に挑めるかもしれませんね。

 

 

ご参考まで。

 

津村健司