カウンセリングで答えをお教えしない理由

カウンセリングで答えをお教えしない理由

人は悩んでいると、

自分の気持ちが

分からなくなることがあります。

 

親の期待。

職場の常識。

友人の意見。

世間の価値観。

 

そうした様々な声に囲まれているうちに、

「自分はどうしたいのか?」

が見えなくなってしまうのです。

 

その状態で

誰かから答えをもらったとしても、

本当の意味で納得できないことがあります。

たとえ正しいと言われる選択をしても、

 

「本当にこれで良かったのだろうか?」

 

という迷いが残ることも少なくありません。

なぜなら、

それは自分で見つけた答えではないからです。

 

人は答えを知りたいのではなく

安心したい。

 

相談を受けていて感じることがあります。

多くの場合、

人は答えそのものを

求めているのではありません。

安心を求めているのです。

 

「それで大丈夫ですよ。」

「間違っていませんよ。」

 

そう言ってもらいたいのです。

 

もちろん、

その気持ちは自然なものです。

誰だって

不安な時は背中を押してほしくなります。

 

しかし人生には、

絶対に正しい選択というものは

存在しません。

 

転職して成功する人もいれば

失敗する人もいます。

結婚して幸せになる人もいれば

苦しくなる人もいます。

どちらが正解だったかは、

その瞬間には分からないのです。

 

だから私は、正解をお伝えするよりも、

その人自身が納得できる選択を

一緒に探したいと思っています。

 

カウンセリングは答えを

お伝えする場所ではない。

 

カウンセリングというと、

「アドバイスをもらう場所」

と思われることがあります。

もちろん

必要な情報提供や提案をすることはあります。

しかし、それだけではありません。

むしろ多くの場合は、

自分の気持ちを整理する場所です。

話しているうちに、

 

「あ、自分は本当はこう思っていたんだ。」

 

と気づくことがよくあります。

頭の中では分かっていたつもりでも、

言葉にして初めて見えてくることがあります。

私はその瞬間をとても大切にしています。

なぜなら、

人は自分で気づいたことによって

変わるからです。

人から与えられた答えよりも、

自分で見つけた答えの方がずっと力を持っています。

 

人生は正解探しではなく、

自分探し。

 

学校のテストには正解があります。

しかし人生にはありません。

それなのに私たちは、

 

正解の人生

正解の仕事

正解の結婚

正解の生き方

 

を探してしまいます。

 

そして見つからないことで苦しくなります。

でも人生は本来、

 

正解探しではなく、

自分探しなのかもしれません。

 

私は何を大切にしたいのか。

どんな生き方をしたいのか。

何を守りたいのか。

そうした問いに向き合うことが、

自分らしく生きることに

つながるのだと思います。

 

最後に、

 

もし今、何かに迷っているなら。

焦って答えを探さなくても

大丈夫かもしれません。

すぐに結論を出さなくても大丈夫です。

 

大切なのは、

 

誰かの正解を探すことではなく、

自分自身の気持ちに耳を傾けることです。

カウンセリングは

答えをもらう場所ではありません。

自分自身の答えに出会うための場所です。

 

ココロテラスでは、

公認心理師があなたのお話を

丁寧にお聴きします。

一人で抱え込まず、

まずはお気軽にご相談ください。

 

心よりお待ちしております。

 

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公認心理師

津村健司