夫婦が会話しなくなる本当の理由 ~話すことがないのではなく、話しても意味がないと思っている~

夫婦が会話しなくなる本当の理由 ~話すことがないのではなく、話しても意味がないと思っている~

 

「最近、

夫婦の会話が減ったんです。」

 

カウンセリングの中で

よく聞く言葉です。

 

しかし詳しくお話を伺うと、

実際には

全く会話がないわけではありません。

 

「今日何時に帰る?」

「子どもの予定は?」

「買い物してきて」

 

このようなやり取りはあります。

 

それでもご本人たちは、

 

「会話がない。」

 

と感じています。

 

なぜでしょうか。

 

それは会話がなくなったのではなく、

 

会話が

 

"報告"

 

だけになっているからです。

 

夫婦の会話は

いつから変わるのか

 

付き合い始めた頃は、

お互いの話を

よく聞いていたはずです。

 

好きなこと。

嫌いなこと。

将来の夢。

仕事の悩み。

休日の過ごし方。

 

どんな話でも興味を持てました。

 

ところが

結婚生活が長くなるにつれて、

会話の内容が変わっていきます。

 

生活を回すための

会話が増えるのです。

 

もちろん必要なことです。

 

しかし、

そればかりになると

問題が起こります。

 

相手の内面を知るための

会話が減ってしまうのです。

 

報告会になると

心は離れやすい。

 

夫婦関係が良好なご夫婦は、

意外と特別なことを話していません。

 

ただ、

 

「今日はこんなことがあった。」

「こんなことを考えた。」

「少し不安なんだ。」

 

という気持ちの共有があります。

 

一方で関係が

苦しくなり始めると、

 

連絡事項だけになります。

 

すると

相手の変化に

気づきにくくなります。

 

悩みも見えません。

考えていることも分かりません。

 

同じ家に住んでいるのに、

少しずつ他人のように

なっていくのです。

 

解決しようとしなくていい。

 

会話が減ると、

 

「もっと話さないと」

 

と思います。

 

しかし

会話を増やそうと

頑張る必要はありません。

 

大切なのは量より質です。

 

相手の話を

解決しようとするのではなく、

 

「そうなんや」

 

と受け止める。

 

それだけで十分なことがあります。

 

夫婦の会話は

問題解決の場ではありません。

 

気持ちを共有する場でもあります。

 

今日からできる

小さな習慣

 

私は夫婦関係の相談で、

 

「今日一番

印象に残ったことを

一つ話してみてください。」

 

と提案することがあります。

 

大きな話では

なくて構いません。

 

コンビニで見たこと。

仕事で感じたこと。

テレビを見て思ったこと。

 

そんな

小さな話から

会話は戻っていきます。

 

会話は

愛情の確認ではなく

理解の積み重ね。

 

夫婦の会話は

愛情表現だけではありません。

 

相手を

理解し続けるための時間です。

 

人は変化します。

 

だからこそ、

 

話し続けることが必要なのです。

 

話すことがないのではありません。

 

話しても意味がないと

思い始めた時に、

会話は減っていきます。

 

もし最近、

夫婦の会話が減ったと感じているなら、

一度考えてみてください。

 

相手に伝えたい出来事や気持ちは、

本当に何もないでしょうか。

 

小さな一言が、

夫婦関係を変える

きっかけになることがあります。

 

公認心理師・津村健司

のひとこと

 

夫婦関係の相談では、

 

「何を話したらいいか

分からない。」

 

という声をよく聞きます。

 

しかし実際には

話題がないのではなく、

 

気持ちを話す習慣

が減っていることが少なくありません。

 

まずは一日一つ、

自分の気持ちを

伝えることから始めてみてください。

 

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