カウンセリングで「気持ちが整理できた。」とはどういうことなのでしょうか
「話しただけなのに、
少し楽になりました。」
カウンセリングの後、
そんな言葉をいただくことがあります。
初めて聞いた方は
不思議に思うかもしれません。
悩みそのものが
解決したわけではありません。
職場の問題が
なくなったわけでもありません。
人間関係が
急に良くなったわけでもありません。
それでも、
人は、
「少し楽になった。」
と感じることがあります。
それはなぜなのでしょうか。
頭の中だけで
考えていると
混乱しやすい。
悩みが大きくなっているとき、
多くの人は頭の中で考え続けています。
「あの時こう言えば良かった。」
「これからどうなるんだろう。」
「自分が悪かったのかな。」
考えれば考えるほど、
新しい心配が生まれます。
すると、
本当に悩んでいることが
何なのか
分からなくなってしまうことがあります。
不安なのか。
怒りなのか。
悲しみなのか。
寂しさなのか。
様々な感情が混ざり合い、
自分でも
整理がつかなくなってしまうのです。
言葉にすると
見えてくるものがある。
カウンセリングでは、
自分の気持ちを言葉にしていきます。
もちろん、
最初から上手に
話せる必要はありません。
「何が苦しいのか分からない。」
「うまく説明できない。」
それでも大丈夫です。
話しているうちに、
「本当は
悲しかったのかもしれない。」
「怒っていたことに今気づいた。」
「認めてもらいたかった
だけだった。」
そんな気づきが
生まれることがあります。
答えが見つかるというより、
自分の気持ちが見えてくる感覚です。
気持ちが整理されると
選びやすくなる。
不思議なことですが、
人は、
自分の気持ちが分かると
行動を選びやすくなります。
悩みが
なくなったわけではありません。
問題が
解決したわけでもありません。
それでも、
「私はこうしたい。」
「まずはこれをやってみよう。」
という方向性が見えてくることがあります。
気持ちが整理されるとは、
迷いがゼロになることではありません。
自分が
どこに向かいたいのかが
少し見えてくることなのかもしれません。
整理とは
「片付けること」ではない。
気持ちの整理という言葉を聞くと、
悩みをなくすこと。
ネガティブな感情を消すこと。
そんなイメージを持つ方もいます。
しかし実際には違います。
悲しみがあってもいい。
不安があってもいい。
迷いがあってもいい。
それらを無理になくすのではなく、
「私は今こう感じているんだな」
と理解できるようになること。
それも大切な整理の一つです。
公認心理師・津村健司
のひとこと
相談室で何度も見てきたのは、
問題が解決したから楽になるのではなく、
自分の気持ちが
見えてきたことで楽になる場面です。
気持ちが整理されるとは、
答えを見つけることではなく、
自分自身を少し
理解できるように
なることなのかもしれません。
ココロテラスのご案内
ココロテラスは、
大阪を拠点とした
オンライン専門の
心理カウンセリングです。
仕事、人間関係、
生きづらさ、将来への不安など、
一人で抱え込みやすい悩みについて
安心してお話しいただけます。
カウンセリングは、
自分自身の気持ちや
大切にしたいことを
整理していく時間でもあります。
公認心理師・津村健司が、
あなたのペースを
大切にしながらお話を伺います。
答えは、あなたの中にあります。
ココロテラス
公認心理師・津村健司
大阪|オンライン専門

コメントをお書きください