カウンセリングで本当に話したいことは、最初には出てこないことがある。
カウンセリングに
来られる方の多くは、
何らかの悩みや
困りごとを抱えています。
「職場の人間関係がしんどい。」
「パートナーとの関係に
悩んでいる。」
「不安が強くてつらい。」
最初は、
その悩みについて
話されることがほとんどです。
それは自然なことですし、
とても大切なことだと思います。
ただ、
相談室で長年
お話をうかがっていると、
一つ感じることがあります。
それは、
本当に話したいことは、
最初には出てこないことがある、
ということです。
最初に出てくるのは
「困りごと」
カウンセリングが始まると、
多くの方は
今起きている問題について話されます。
職場のこと。
家族のこと。
恋愛のこと。
学校のこと。
もちろん、
それらは大切なテーマです。
しかし、
相談を続けていると、
少しずつ別の話が出てくることがあります。
「実は
昔から人に頼るのが
苦手なんです。」
「本当は嫌われるのが
怖いんです。」
「ずっと我慢するのが
当たり前でした。」
そんな言葉です。
最初の悩みとは
少し違うように見えて、
実は深くつながっていることがあります。
話しながら
見えてくること
人は、
自分の気持ちを
すべて最初から
分かっているわけではありません。
むしろ、
話しながら気づくことの方が
多いように思います。
相談の途中で、
「今、
自分で言っていて気づきました。」
という言葉を聞くことがあります。
これは珍しいことではありません。
頭の中で
考えているだけでは
見えなかったことが、
言葉にすることで見えてくるのです。
だからカウンセリングは、
答えを教えてもらう場というより、
自分の考えや
気持ちを整理していく場でもあります。
カウンセラーが
予想していなかった方向へ
進むこともある。
相談を受けている私自身も、
最初から結論が
見えているわけではありません。
最初は
職場の悩みだと思っていた話が、
自分自身との
向き合い方の話になることもあります。
人間関係の相談だと思っていた話が、
生き方や価値観の話
になることもあります。
相談が進むにつれて、
テーマそのものが
変わっていくことは
決して珍しくありません。
むしろ、
そのような変化を
相談室で何度も見てきました。
急がなくてもいい。
カウンセリングを受ける時、
「うまく話せなかったら
どうしよう」
「何を話せばいいか
分からない」
と不安になる方もいます。
でも、
最初から整理されている
必要はありません。
話しながら見えてくることがあります。
話しているうちに、
自分でも思っていなかった気持ちに
出会うことがあります。
本当に話したいことは、
最初から準備されているものではなく、
対話の中で少しずつ
見えてくることもあるのです。
公認心理師・津村健司
のひとこと
相談室で何度も見てきたのは、
「最初に話していた悩み」
と
「最後に見えてきたテーマ」
が違うことです。
だから私は、
あまり急がないようにしています。
もちろん困りごとは大切です。
ただ、
その奥にある思いや願いが
見えてくる時、
相談はまた
違った深さを
持つように感じています。
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カウンセリングは、
自分自身の気持ちや
大切にしたいことを
整理していく時間でもあります。
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まずはお気軽にご相談ください。
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