人生に遅すぎることはある?「もう遅い」と感じたときに考えたいこと-2
「もう遅い」と感じるのはなぜでしょうか
「もう遅い」
という感覚は、
年齢そのものから
生まれるわけではありません。
多くの場合、
私たちは誰かと比べています。
同級生は出世している。
友人は家庭を築いている。
SNSでは同年代の活躍が流れてくる。
そうした情報を見るたびに、
自分だけが取り残されたような
気持ちになることがあります。
本来、
人生は一人ひとり
違う道を歩いているはずです。
それでも、
私たちは無意識に
「平均」や「普通」
という物差しを手にしてしまいます。
そして、
その物差しに
自分が届いていないと感じた瞬間、
「もう遅い」
という言葉が
心の中で大きくなっていくのです。
私たちは「今の自分」で過去を裁いてしまいます
「あの時、あの会社に入っていれば。」
「あの人と別れなければ。」
「あの資格を取っておけば。」
こうした後悔は、
多くの人が経験します。
しかし
忘れてはいけないことがあります。
それは、
今の自分は結果を知っている
ということです。
過去の自分には、
その先の未来は見えていませんでした。
限られた情報の中で、
その時の自分なりに考え、
選択していたはずです。
にもかかわらず、
未来を知った現在の自分が
過去を裁いてしまう。
これは、
とても不公平なことではないでしょうか。
だからこそ、
過去の自分を責め続けても
苦しさが増すだけです。
「遅い」というより「怖い」のかもしれません
心理面接をしていると、
「もう遅いんです」
という言葉の奥に、
別の感情が隠れていることがあります。
本当は、
「失敗したらどうしよう。」
「笑われたらどうしよう。」
「また傷ついたらどうしよう。」
そんな不安があるのです。
すると、
「もう遅い」
という言葉は、
自分を守るための理由になります。
年齢を理由にすれば、
挑戦しなくても済みます。
失敗する可能性から
距離を置くことができます。
もちろん、
それは弱さではありません。
誰もが傷つきたくないと思うものです。
だからこそ、
「もう遅い」
と感じた時には、
自分を責めるのではなく、
「本当は何が怖いのだろう。」
そう問いかけてみることも大切です。
人生には、それぞれの時計があります
学校では同じ年齢で同じ勉強をします。
社会に出ても、
「何歳までに結婚」
「何歳までに出世」
という空気があります。
そうした環境で生きていると、
「人生には正しい順番がある」
と思いやすくなります。
しかし、
実際には人生は一本道ではありません。
40代で大学へ行く人もいます。
50代で起業する人もいます。
60代で趣味を始め、
生きがいを見つける人もいます。
早く始めた人が
必ず満足しているわけではありません。
遅く始めた人が
必ず後悔するわけでもありません。
人生には、
それぞれの時計があります。
誰かの時計と比べても、
自分の時間は測れないのです。
「今」が一番若い日
「もっと早く始めればよかった。」
そう思うことはあるでしょう。
けれど、その気持ちがあるなら、
今日もまた
同じことを考えて終わるのは
少しもったいない気がします。
一年後には、
「一年前に始めておけばよかった。」
五年後には、
「五年前に始めておけばよかった。」
と思うかもしれません。
その繰り返しになるくらいなら、
小さな一歩でも
踏み出してみる価値はあります。
大きく変える必要はありません。
本を一冊読む。
資料を取り寄せる。
誰かに相談してみる。
そんな小さな行動が、
未来を少しずつ動かしていくことがあります。
「遅い」という言葉から自由になるために
もし今、
「もう遅い」
と感じているなら、
自分にこんな質問をしてみてください。
「私は、
何に間に合わないと
思っているのだろう。」
世間でしょうか。
家族でしょうか。
友人でしょうか。
それとも、
自分自身でしょうか。
その答えが見えてくると、
「遅い」
という言葉の正体も
少しずつ見えてきます。
私たちは、
自分が思っている以上に、
他人の人生を
基準にしてしまうことがあります。
でも、
本当に大切なのは、
「誰より早く生きること」
ではありません。
自分が納得できる人生を歩むこと
ではないでしょうか。
認定専門公認心理師・津村健司のひとこと
「人生に遅すぎることはない。」
そう言い切るつもりはありません。
現実には、
年齢によって難しくなることもあります。
だからこそ、
大切なのは
「遅いかどうか」
ではなく、
**「それでも自分はどう生きたいのか」**
という問いです。
人は未来を選ぶことはできますが、
過去を選び直すことはできません。
だからこそ、
これから先の時間をどう使うのか。
その選択は、
今日からでも始めることができます。
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ココロテラスは、
大阪を拠点に
全国対応で
オンラインカウンセリングを行っています。
「もう遅い」と感じる気持ちや、
将来への不安、人生の選択について、
一人で抱え込まず、
一緒に整理してみませんか。
答えを教えてもらう場所ではなく、
自分の気持ちや
大切にしたいことを整理する時間として、
ご利用いただければと思います。
認定専門公認心理師・津村健司
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