心理師が考える「孤独との付き合い方」

心理師が考える「孤独との付き合い方」


一人でいるのに寂しい。

人といても寂しい。

 

「孤独」と聞くと、

一人でいる状態を思い浮かべる方が

多いかもしれません。

 

しかし、

心理カウンセリングの現場で

お話を伺っていると、

 

孤独は必ずしも「一人でいること」とは

限らないように感じます。

 

家族がいても孤独な人がいます。

 

職場で多くの人と関わっていても

孤独な人がいます。

 

反対に、

一人暮らしでも穏やかに

過ごしている人もいます。

 

つまり孤独とは、

 

「人の数」ではなく、

 

「心のつながりを感じられるかどうか」

 

に関係しているのかもしれません。

 


孤独をなくそうとすると

苦しくなる。

 

孤独を感じると、

多くの人はその感情を消そうとします。

  • 誰かに連絡する。
  • SNSを見る。
  • 無理に予定を入れる。
  • 誰かに必要とされようと頑張る。

もちろん、

それ自体が悪いわけではありません。

 

ただ、

 

孤独を「感じてはいけないもの」と

 

考えてしまうと、

かえって苦しくなることがあります。

 

孤独は人間にとって自然な感情です。

 

不安や悲しみと同じように、

人生の中で何度も訪れるものです。

 

完全になくそうとするよりも、

 

「今、自分は孤独を感じているんだな。」

 

と気づくことが大切なのかもしれません。

 


人は本当に分かり合えるのか

 

少し厳しい話になりますが、

 

人は完全には分かり合えません。

 

どれだけ仲の良い夫婦でも、

 

どれだけ長い付き合いの友人でも、

 

相手の気持ちを100%理解することは

難しいでしょう。

 

これは悲しいことではありません。

 

むしろ自然なことです。

 

「分かってもらえない。」

 

ことを前提にしながら、

 

それでも関わろうとする。

 

それが人間関係なのだと思います。

 

相手に完璧な理解を求めすぎると、

失望が増えます。

 

少し理解してもらえた。

 

少し気持ちが伝わった。

 

そのくらいで十分なのかもしれません。

 


孤独は悪者ではない。

 

孤独な時間は、

 

自分自身と向き合う時間でもあります。

 

忙しい毎日の中では、

 

私たちは他人の評価や期待に

振り回されがちです。

 

しかし、

 

一人の時間の中では、

  • 本当は何がしたいのか?
  • 何に疲れているのか?
  • どんな人生を送りたいのか?

を見つめ直すことができます。

 

孤独は苦しい面もありますが、

自分を知るきっかけにもなります。

 


孤独との付き合い方

 

孤独をなくそうとするのではなく、

 

 

孤独と付き合う。

 

 

その視点が大切なのではないでしょうか。

 

誰かとつながる日もあれば、

 

一人で過ごす日もある。

 

人に頼る日もあれば、

 

自分だけで乗り越える日もある。

 

その繰り返しが人生なのだと思います。

 

孤独を敵にしないこと。

 

そして、

 

孤独を感じている自分を責めないこと。

 

それだけでも、

 

心は少し軽くなるかもしれません。

 

 


公認心理師・津村健司

のひとこと

 

私は心理師として多くの方の

お話を伺ってきましたが、

 

「孤独を感じたことがない。」

 

という人にはほとんど出会ったことが

ありません。

 

年齢や立場に関係なく、

人は誰しも孤独を抱えています。

 

だからこそ、

 

「孤独をなくすこと」

 

よりも、

 

「孤独とどう付き合うか」

 

を考える方が現実的なのかもしれません。

 

もし今、

 

孤独を感じているなら、

それはあなただけではありません。

 

焦って埋めようとしなくても大丈夫です。

 

 

孤独は、

 

人生の一部なんだなって、

 

私は強く思うのです。

 

ご参考になれば嬉しいです。

 

 

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