人は同じパターンを繰り返す。
人は不思議なものです。
「もう二度と
同じ失敗はしたくない。」
そう思ったはずなのに、
気づけば似たような場面に
立っていることがあります。
恋愛でもそうです。
職場でもそうです。
人間関係でもそうです。
いつも相手に合わせすぎてしまう。
いつも我慢しすぎてしまう。
いつも断れなくなってしまう。
いつも同じような人を好きになってしまう。
そして、
「また同じことを
繰り返してしまった。」
と落ち込むことがあります。
相談室でも、
このような話をよく耳にします。
話を聞いていると、
不思議なくらい似た
パターンが見えてくることがあります。
相手は違う。
職場も違う。
環境も違う。
それなのに、
苦しくなる場面は
どこか似ているのです。
なぜなのでしょうか。
私は、
人が同じパターンを繰り返すのには
理由があると思っています。
私たちは過去の経験から
生き方を学びます。
こうすれば嫌われない。
こうすれば怒られない。
こうすれば安心できる。
そんな知恵を
身につけながら成長していきます。
その方法は、
かつての自分を
守ってくれた大切なもの
だったのかもしれません。
しかし大人になってからは、
その方法が
苦しさの原因になることがあります。
例えば、
人に合わせることで
人間関係を保ってきた人。
その方法は役に立っていました。
でも、
そのまま続けると
自分の気持ちが
分からなくなってしまうことがあります。
嫌われないように
頑張ってきた人。
それも大切な
工夫だったのでしょう。
でも、
誰に対して
も無理を続けると
疲れてしまいます。
つまり、
人は、
過去の成功体験を
繰り返していることがあるのです。
それが
今の自分に合わなくなっていても。
だから私は、
同じパターンを繰り返している自分を
責めなくてもいいと思っています。
まずは、
「私は
何を繰り返しているのだろう」
と気づくこと。
そして、
「そのやり方は、
いつ頃から始まったのだろう」
と考えてみること。
すると、
怠けていたわけでも、
意志が弱かったわけでもなく、
必死に生きてきた結果
だったことが
見えてくることがあります。
パターンは悪者ではありません。
かつての
自分を守ってくれた知恵です。
だからこそ、
気づくことが大切なのです。
人は、
同じパターンを繰り返します。
でも、
そのパターンに気づいた時、
新しい選択肢が
生まれることがあります。
人生は、
過去を否定することではなく、
過去に支えられながら
新しい選択を増やしていくこと
なのかもしれません。
公認心理師・津村健司
のひとこと
相談室で話を聞いていると、
「また同じことを繰り返してしまった。」
という言葉をよく耳にします。
でも、
そのパターンには理由があります。
多くの場合、
それは
その人が
生き延びるために身につけた
大切な工夫
でした。
だから責めるよりも、
まず理解すること。
そこから
新しい選択が
始まることもあるのです。
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自分自身の気持ちや
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公認心理師・津村健司
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