なぜ人は正解を探し続けるのでしょうか
「どうしたらいいですか?」
カウンセリングで
よく聞く言葉です。
転職するべきか。
別れるべきか。
学校へ行くべきか。
このまま続けるべきか。
人生の岐路に立った時、
私たちは正解を探し始めます。
そして誰かに聞きたくなります。
本。
YouTube。
SNS。
専門家。
占い。
何でもいいから
答えが欲しくなることがあります。
なぜなら、不安だからです。
正解があれば
安心できる。
人は不安が苦手です。
先が見えない状態は
落ち着きません。
だから、
「これが正解です。」
と言われると安心します。
迷わなくて済むからです。
失敗しなくて
済む気がするからです。
責任を
背負わなくて済む
気がするからです。
私たちは
正解を求めているようでいて、
本当は
安心を求めている
のかもしれません。
人生は数学ではない。
学校のテストには
正解があります。
2+3は5です。
間違いようがありません。
しかし人生は少し違います。
転職して幸せになる人もいます。
転職して後悔する人もいます。
結婚して幸せになる人もいます。
結婚して苦しむ人もいます。
では、
どちらが正解なのでしょうか。
実は分かりません。
なぜなら人生には、
得るものと
失うものが同時に存在する
からです。
転職すれば
新しい可能性を
得るかもしれません。
同時に
安定を失うかもしれません。
別れれば
自由になるかもしれません。
同時に
大切な関係を失うかもしれません。
人生は常にトレードオフです。
だから、
数学のような
唯一の正解
が見つからないことがあります。
「間違えたくない。」
という気持ち
正解探しの背景には、
「失敗したくない。」
という気持ちもあります。
これはとても自然なことです。
誰だって
傷つきたくありません。
損をしたくありません。
後悔したくありません。
でも考えてみると、
人生で
一度も失敗しない人はいません。
むしろ後になって振り返ると、
あの時の失敗が
あったから今がある
ということも
少なくありません。
私たちは
未来の正解
を知りたいと思います。
しかし多くの場合、
人生の意味は、
後から作られていくもの
なのかもしれません。
正解探しが
終わらない理由
実は、
正解探しには
終わりがありません。
なぜなら、
正解を見つけても、
「本当に
これで良かったのだろうか」
という不安が残るからです。
転職しても、
「前の会社に
残っていたらどうなっていたかな」
と思います。
結婚しても、
「別の人生も
あったかもしれない」
と思うことがあります。
つまり、
私たちを
苦しめているのは
正解がないことではなく、
正解があるはずだと
思い続けること
なのかもしれません。
大切なのは
「何が正しいか」
ではなく
「何を大切にしたいか」
私はカウンセリングの中で、
正解を
一緒に探すことは
あまりありません。
その代わり、
こんな問いを大切にしています。
「あなたは
何を大切にしたいですか?」
安心でしょうか。
挑戦でしょうか。
家族でしょうか。
自由でしょうか。
仕事でしょうか。
正解が見つからなくても、
自分が大切にしたいものが
見えてくると、
不思議と人は
動き出せることがあります。
人が
その人のまま
生きるために
人生には
正解がないことがあります。
だから苦しい。
だから迷う。
だから
誰かに答えを聞きたくなる。
それは自然なことです。
でも、
正解が見つかったから
幸せになるとは限りません。
むしろ、
自分が
何を大切にしたいのかを
知ることの方が、
人生を
支えてくれることがあります。
人生は正解探しではなく、
自分なりの答えを
育てていく営みなのかもしれません。
公認心理師・津村健司
のひとこと
私も若い頃は、
人生の正解を探していました。
でも振り返ると、
正解だったから
良かったのではなく、
自分なりに引き受けたから
意味のある経験
になったことが
多かったように思います。
人生には
答えがあるというより、
答えを育てていく部分
があるのかもしれません。
ココロテラスのごあんない
ココロテラスは、
大阪を拠点に
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人間関係、夫婦関係、
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公認心理師・津村健司
臨床経験15年・相談実績4,200件以上
人がその人のまま生きる心理学
https://www.cocoroterrace.info/

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